日本のミニマリズムは異質!?【海外のミニマリストとの違いについて】

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ミニマリストになりたいと思っている人も多くいるとは思いますが、日本のメディアで取り上げられているミニマリズムは海外と比べて異質であるという事はご存じでしょうか。

もちろん様々な形のミニマリズムがあり、正解はありません。しかし、生活の質を下げてまでモノを減らすのに何の意味があるのでしょうか。

今回のテーマは『日本と海外のミニマリズムの違い』です。

僕自身は圧倒的に海外式ミニマリズムの方が自分の生活をより豊かにしてくれるものだと感じています。その理由についても解説しているのでぜひ、ご覧ください。

『この記事を読むことで分かる事・メリット』

  • 海外と日本のミニマリズムの違いが分かる
  • 挫折しにくいミニマリズムについて分かる
  • 理想のミニマリスト像が見えてくる

日本のミニマリスト

ミニマリストのイメージを聞くと、ほとんど何もない部屋で生活している人というイメージがあるのではないでしょうか。メディアで取り上げられているミニマリストの多くがそういった生活をしているので、そのイメージは間違いではありません。

日本:持ち物は生きる上での最低限

持ち物は生活するうえでの最低限。炊飯器を持たなかったり、部屋にカーテンを着けていなかったりという生活をしている人もいます。こういった行き過ぎたミニマリズムに僕は賛同できません。

なぜなら、デメリットを無視してまでモノを減らして生活しているからです。鍋で米を炊くことができるからと、炊飯器を手放すことは果たして豊かな生活に繋がるでしょうか。

少なくとも米が食べられなくなるという事はありません。ですが、炊飯器がないことで多くの時間を失うこととなるでしょう。

鍋ならば米を炊いている時間は火を見ておく必要があります。時間予約をして米を炊くという事もできません。仕事で疲れて帰ってきて、すぐに米を食べることができないのです。

それならばあった方が楽ができますし、豊かなものとなるのではないでしょうか。

ファッションも最低限

生活するうえで服は欠かせないものですが、日本のミニマリストは服を数着しか持たない人もいます。理由としては朝に服選びをするという事を避けることで決断する機会を減らすことが目的です。

Apple創業者であるスティーブ・ジョブズも黒のタートルネックにジーンズを着用していたのは有名な話です。僕はファッションも楽しみたいので毎日同じ服を着るという事はしません。

決断する機会を減らすことは大切かもしれませんが、日々の楽しみを減らしてまでやる必要があるのでしょうか。服に興味が全くないという人は良いかもしれません。

海外のミニマリスト

海外のミニマリストはどのような生活を送っているのかというと、皆さんが想像している以上にモノがある生活をしています。日本では「ゆるミニマリスト」という人たちがいますが、海外ではあれ位がスタンダードなのです。

皆さんが思い描いているミニマリスト像と照らし合わせてみてみると多くの違いを発見できることでしょう。

こちらの動画をご覧ください↓

※この動画は『英語で笑おう』というチャンネルがマットさんの動画に日本語訳をつけたものです。

世界的に有名なミニマリストのマット・ダベラ(Matt D’Avella)さんです。日本でのミニマリストのイメージとは大きく違っている部分が沢山あると思います。

マットさんのYoutubeチャンネルはこちらです。 Matt D’Avella – YouTube

英語が理解できなくても問題ありません。Youtubeの自動翻訳機能を使えば、多少ぎこちない訳にはなりますが、内容を理解するには十分です。

想像している以上にモノを所持している

ミニマリストはほとんど何もないような部屋で生活をしているというイメージかもしれません。それも一つのミニマリズムです。ですが、マットさんの動画を見てみてください。

動画を見るとあなたが想像している以上にモノがあると思います。

ファッションの違い

この動画内では数少ない数着が紹介されていますが、彼のチャンネルの動画を見る限りではこれよりも多くの服が登場します。

数が少ないという点では同じかもしれませんが、1,2パターンのコーディネートしか組めないくらいしか服を持っていないという事はなさそうです。

他の例だと、総計100万部売れた「フランス人は10着しか服を持たない」の内容もミニマリズムに通じるものがあります。読んだ人はわかると思いますが、登場するマダムは数パターンのコーディネートを用意しています。

自分では管理できないほどのモノを持つことは問題です。しかし、自分が着る(管理できる)のであればモノを増やすことは、本来何の問題もないのです。

読んだことない方はぜひ↓

ミニマリズムの違い

ここまでの話をまとめると、日本のミニマリズムは『使うけれども無くても良いなら手放す』というイメージです。言い換えると生活に必要最低限のもので生活する。

それに対して海外のミニマリズムは『自分が管理できる範囲で使うモノならば所持する』。言い換えると自分にとって必要最低限のもので生活をする。

モノは減らせばよいという事ではないのです。そのモノがどれくらいの頻度で使用するのか。それがなくなるとどんな不都合があるのか。いろいろな事を考えたのちにモノは手放すべきだと思います。

所有しているモノが少ないほど優れたミニマリストという事も決してありません。人によって必要なモノと数は違います。本当に優れたミニマリストとは自分が豊かな生活を送る上で必要なモノと数を持っている人たちの事です。それは多すぎても少なすぎてもいけないのです。

これからミニマリストを目指すという人は、絶対にマットさんのようなミニマリズムを目指すことをお勧めします。

日本メディアが取り上げるミニマリストのような生活は難易度が高いうえに、生活が豊かになるとは思えません。

日本のミニマリズムに思うこと

ここからはミニマリストを目指している僕自身が、ミニマリストに対して思うことを2つだけ書かせていただきます。共感できる人、反対意見がある人がいるとは思います。それらをTwitterのDMで頂けると幸いです。

モノを減らす目的がズレていないか

ミニマリストのような生活で最終目的は『豊かな生活を送る』ことだと思います。

以前僕はこのようなツイートしました。目的と手段をごちゃまぜにしてしまうと生活は不便になっていくばかりで、豊かな生活からは遠のいていくことでしょう。

ミニマリズムにおいてモノを減らすことは目的ではないのです。仮に目的になっているのならば「断捨離依存症」の可能性もあるので注意が必要です。

生活を不便にしてまでモノを減らすのか

先ほど炊飯器の例を出しましたが、生活を不便にしてまでモノを減らす必要があるのでしょうか。電子機器・家電は生活を豊かにしてくれる便利なものばかりです。

利便性を手放してまで、多くのモノを手放そうとは思えません。むやみやたらに手放すことで本当の豊かな生活に近づくのでしょうか。

さいごに

ミニマリズムは人それぞれで、誰一人として同じという事はありません。

これからミニマリストを目指すという方はモノの減らしすぎには注意しましょう。モノが少なければ良いという訳ではなく、自分の必要なモノ、量を把握してそれらで生活することに意味があるのです。

この記事を読んでモノに振り回されないハッピーライフを送れることを祈っています。

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