『ミニマリスト』が敬遠される4つの理由とその対策

アイデア

大量のモノに溢れた生活と少ないモノで過ごすシンプルな生活とあなたはどっちが快適でしょうか。最近ではモノを極力持たない「ミニマリスト」という生き方が注目されています。

生活のできる最低限のモノしかない生活こそが幸せなのでしょうか。人によってはそうなのかもしれません。しかし価値観は人によって違い、モノに対しての考え方もそれぞれです。そのためミニマリストに対して否定的な意見があるのは至極当然と言えます。

今回のテーマは『ミニマリストが敬遠される理由』です

気持ち悪いと言われるまで否定的な意見があるのはいったいなぜなのか。その理由について考えていきたいと思います。

この記事で分かることは以下の通りです。

  • ミニマリストが敬遠される原因・理由

自分自身も行き過ぎたミニマリズムに対しては懐疑的に思っています。そこまでしてモノを減らす必要があるのかが疑問だからです。

ミニマリストとは何か

『ミニマリスト』とは「Minimum(最小限)+ Ism(主義)」を掛け合わせたミニマリズムと言った言葉から派生した造語のことで、必要最低限以上にモノを持たないライフスタイルを実践している人の事です。

モノを持つという事に対して非常にシビアに考えているため、持っている服(1~2のパターン)を着まわし、仕事用のスーツが1着といったようなライフスタイルをおくっています。中にはベッドを捨てて寝袋で寝るという人も中に入るそうです。

安くてある程度の品質のモノが買え、見渡せばモノに溢れている現代。そんな大量消費社会とは反対の生活スタイルとも言えます。モノが少なくスッキリとした空間でシンプルな生活に憧れてミニマリストを目指している人も少なくありません。

ミニマリストが敬遠される理由4選

ミニマリストという生き方は多くの人に注目されている一方で否定的な意見も数多く見られます。ミニマリストと検索すると予測変換に「気持ち悪い」「病気」「末路」など否定的な言葉が多数出てきます。なぜそのように思う人がいるのでしょうか。考えられる理由は主に4つあります。

  1. 信仰的
  2. モノが少ない=幸せという価値観の押し付け
  3. デメリットが多い
  4. 楽しそうに思えない

要因はまだ別にあるのかもしれませんが、4つについてそれぞれを順に解説していきたいと思います。

信仰的

モノを減らすことに対してストイックすぎるがあまり、目的となっていしまっている。モノを減らせば幸せになれると思っているのではないだろうか。

モノを減らす目的はすっきりした部屋で快適に過ごすという事だと思うが一部のミニマリストは物を減らすことが目的となっているように見受けられる。

あくまでも「目的」は快適な生活であって、モノを減らすという事は「手段」です。

モノが少ない快適な生活=幸せという考えがいつしかモノが少ない=幸せとなってしまったのではないでしょうか。モノをただ減らしていけばよいという訳ではないのです。

対策:モノを減らし続けることに固執しない

モノが少ない=幸せという価値観の押し付け

ミニマリストの人たちはモノを極力持ちません。モノに溢れた部屋で生活するよりも必要最低限のモノしかない部屋で生活をした方が心地よいと考える人が多くいるからです。

ですが先ほども記載した通り価値観は人それぞれなのです。

自分が好きだと感じるモノに囲まれた生活こそが幸せと思う人がいれば、必要最低限のモノだけあれば十分と思う人もいるのです。

その中で「モノが少ない=幸せ」だという考えを押し付けられる事に違和感を感じる人がいるため否定的な意見が出てくるのでしょう。

管理しきれないほどのモノを持つのはどうかと思いますが、モノを持たなすぎるのも良いとは思えません。何事もバランスが大事となってきます。

対策:他人の価値観を理解し、自分の価値観を押し付けない

デメリットが多い

ミニマリストがデメリットを無視してまでモノを減らしている事を疑問視する声がみられます。例えばベッドや炊飯器など日常生活でほぼ毎日使うようなモノまで手放してしまうという事です。

ベッドで寝るのとコンクリートの床で寝るのも睡眠の質は変わらないという実験結果がある。なのでスペースを取るベッドを捨てて寝袋で寝ればよいという考え方はあまりに短絡的ではないでしょうか。

睡眠の質が変わらなくてもベッドで寝る方が圧倒的に快適です。人生の3分の1は睡眠であり、人間には欠かすことのできないものです。その時間を軽視するのは個人的にはどうかと思います。

鍋で米を炊けるから炊飯器はいらないと手放す人もいます。しかし火加減や時間を図かる必要があり手間になります。それにたいして炊飯器だと火を見ておく必要がないため楽です。さらには時間設定をしておけば仕事から帰宅して炊き立てのご飯を食べることも可能など便利なことが多いです。

このように生活ができるからと小さなデメリットを無視してでもモノを手放すという考え方が受け入れられない要因となっているのではないだろうか。

対策:モノを減らす目的・理由を紙に書き、先の事(ない生活)を考えてみる

楽しそうに思えない

ミニマリストの生活(モノが少ない生活)が楽しそうに思えない人が多くいる。

先ほど例で出した寝袋で寝て鍋で米を炊いて食べる生活は限られた物資で生活している軍隊を思わせるものがある。あるいは煩悩を取り除いた僧侶を思い浮かべるかもしれない。

毎日同じものしか着ていないような生活をしていたら服を選ぶ楽しみというものは全くない。毎日同じ服を着て同じような事を繰り返す。そのようなことが修行僧や軍人のようなものと思ってしまうのかもしれません。

ワンパターン化した生活を受け入れることが出来ないと考える人もいるのです。

対策:気にしない。自分が満足しているならそれで良い。

自分が満足している生活ができているのであれば、周りの声を真に受ける必要はありません。

まとめ

必要ないモノを極力減らして無駄にモノを増やさない生活スタイルは金銭的にも精神的にも良いことだと思います。ですが極端にモノを減らすことが多くの人には受け入れられないみたいです。

必ずしもモノを減らすことが幸せに繋がるわけではないのです。

快適である現在の生活スタイルからわざわざ不便にしようとは思えないでしょう。使わないモノを捨てるのには賛成できますが、目的がモノを減らすことになってしまわないように注意が必要です。

何事もバランスが大事なのです。

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